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たゆたう夏。レコーディング

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新しいアルバムをつくろう。と、なんとなく思いはじめたのはもう二年ほどまえ
なんとなく。とはいっても、そこにはただならぬ緊張感が漂ってあり、ギター1本で何曲でも作ります。といったジプシースタイルで歌っていないわたしにとってアルバムとは、たくさんの共演者とのジョイント芸が軸になってくるわけで、ゆえに快音を確信できれば悦びもひとしお。味わったことのない辛酸もなめつつといった凸凹ぐあいで連綿と連綿ときょうもまた

そうしてようやく藤本和則くんのスタジオへ
藤本くんは「レイトショウ」「ためらいの糸」「Next Lounge」「恋は流星」といったマイルド系ミュージックをわたしにブレンドする才能に長けているかたで、かつ柔軟でクレバー。この初夏に参加をしたLIBROの「One by one」でもそうしたように、なにか違うよね。と、どちらかが感じてしまったら、臆することなく違うと吐露をし、やりなおす。あるいは、ボツにする。おかしな気をつかい合う曲づくりというのがまずい作品を生むという本質を理解し合えている数少ないクリエイターのひとりです
それにしても二子玉川にあるここ藤本くんのスタジオ。はじめてお邪魔をしたのですが、CDレコード書籍がおもしろくて、とりわけブックコーナーには目をくれました。ユング、フロイトほかにもたくさんたくさん難攻不落な書冊がびっしりと並んであり、藤本くんって生まれていちども生肉なんて食べたことがなさそうだと毎日カンパーニュやガレットを主食にしているフレンチ系だと決めつけていたのに脳みそがこゆい。まじか、とほんとうに驚きました
ギターもジェフベック級に演奏ができるそうだし、いつかバンドでライブをするならばギターを弾いてとお願いしました
それから、まだまだ先にはなるとおもいますが作品が完成をしたときに是非とも共演してくださった方々の名前をみてもらいたいというのがあります
老舗、新鋭、同友、初顔、ありとあらゆる面々予定ですが、わたしの無鉄砲なおねがいに、なんのためらいもなく才能という温みを差しだし、手をゆるめずに向き合ってくれる方ばかりです
ヘビーなときこそ、ひとの本質が見えてくるというのはほんとうにそうなのだなあ。と実感
裏にうごめくさまざまを、都度々々つたえてゆくことは雑音だけれど今回は特別
伝えなくてはいけないときに、伝えそびれてしまうのは、見えない裏切りのはじまりだという気がするからです



  2014⁄8⁄11 | 11:30 PM
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